活動概要
2010年7月。ウィッグリング・ジャパンは活動を開始しました。
昔から、「髪は女の命」と言われます。がん治療に有効とされる抗がん剤治療ですが、副作用として「脱毛」する場合が多いのもまた事実です。
女性にとって髪を失うことで受ける精神的ダメージは計り知れません。また、その「脱毛」をサポートするウィツグ。これは、女性にとっての大きな心の支えになるものですが、医療用かつらは高額のものが多いため、
抗がん剤治療を進めていく上ではかなりの経済的負担となってしまいます。抗がん剤に立ち向かう心と身体の負担、そして、脱毛することで受ける精神的負担。
それを軽減しようと私たちは活動をはじめました。
ウィッグリング・ジャパンの活動は、がん治療を終えた患者様から使用していたウィッグをご提供いただき、今まさにがんと闘う女性たちへと再提供するサイクルとなっています。がん治療を乗り越えたサバイバーの皆様から、闘病する女性へウィッグを提供することでがんと闘う勇気を繋ぎ、笑顔と希望を届けます。そして女性としての自信や喜びを取り戻していただきたいと私たちは願っています。
ウィッグが勇気のバトンになります。
その他にウィッグリング・ジャパンでは治療中に必要になる商品の紹介、新品のウィッグの販売、また、医療セミナーを通じてヘルスケアと医療に関する情報提供など、様々な形でがんと闘う女性をサポートしていきます。
皆様のご協力をよろしくおねがいいたします。
NPO法人ウィッグリング・ジャパン 代表理事
スタッフ紹介
山田 亮(やまだ あきら)
理事
“がん”に対する治療法の開発は目覚ましい発展を遂げていますが、一方で未だ多くの方が“がん”で命を落とされています。がん患者さんのもとに一日も早く有効な新しい治療法を届けたい!そんな想いで大学で日々研究を行っています。患者さんの役にたちたいという想いはウィッグリングも同じ。二人に一人が“がん”に罹るこの時代、誰もが住みやすい明日を創るには、みんなに“がん”についてもっと知ってもらい、何をすべきか、何が自分にできるかを考えてもらうことが大切です。そんなきっかけの場を毎月提供しています。誰でも気軽に参加できるセミナー、「カフェで学ぼう“がん”のこと」でお会いしましょう!
満安 諏美(みつやす すみ)
理事
2010年のウィッグリング・ジャパンの立ち上げ当初から関わらせていただいています。主にサロンのスタッフとしてウィッグの試着・選定や病気の悩みを聞いたり、生活上の相談を受けたりしています。
また、人工乳房についてのアドバイスもしております。私は、30代で乳がんを発病し、その後、2度の肺がんを乗り越えました。経験者として、がんになった切なさも悔しさも分かります。帽子を深くかぶり、下を向いてサロンを訪れた患者さんが、「私たちの存在で元気に羽ばたいてくれたら」という想いで、外見のケアだけでなく心のケアも大切だと思って活動しています。似合うウィッグをつけて笑顔で帰っていく様子をみると嬉しいです。身体不健康!でも、こころは元気!一度きりの人生だから大切にいきましょう!
受賞関連
- H25.10月ふくおか共助社会づくり表彰式「協働部門賞」受賞
- H23.4月 国際ソロプチミスト アメリカ日本南リジョン 第25回リジョン大会 ルビー賞受賞
- H23.2月 国際ソロプチミスト福岡-西 クラブ賞受賞
- H22年 ふくおか共助社会づくり表彰 「共助社会づくり奨励賞」受賞
アクセス
〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神2-2-13 サンベアービル3F
NPO法人 ウィッグリング・ジャパン
TEL 092-725-6623 (電話受付時間:月~金 午前10時~午後5時)
FAX 092-725-6643 Email:japan@wig-ring.info
(不在の場合が多く、折り返しのご連絡に時間がかかります。また、急ぎの対応はできませんので、ご了承ください)